仏室
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藥師寺の仏室
中央には漆金箔に身を包んだ「不動明王」、右には「地蔵菩薩」、左には「聖観世音菩薩」立像がそれぞれ立ち並び、円壇中央の厨子の中には「聖天」さまが安置され、硬く扉を閉ざされ、古より秘仏となっています。
また、円壇後ろには「ゑびす・大黒」が祀られ、正月5日の「初ゑびす」では多くの皆さんがその年の五穀豊穣・商売繁盛を願って、ゑびす札を求めて、お参りされています。
仏室
中央には漆金箔に身を包んだ「不動明王」、右には「地蔵菩薩」、左には「聖観世音菩薩」立像がそれぞれ立ち並び、円壇中央の厨子の中には「聖天」さまが安置され、硬く扉を閉ざされ、古より秘仏となっています。
また、円壇後ろには「ゑびす・大黒」が祀られ、正月5日の「初ゑびす」では多くの皆さんがその年の五穀豊穣・商売繁盛を願って、ゑびす札を求めて、お参りされています。
不動明王像
仏室中央壇に安置されている不動明王像。
「動かざる尊者」の意を持ち、八大明王の一つとされ、大日如来の化身として現れ、忿怒の姿をもって衆生を教化し、救うとされる明王。
身体全体に漆・金箔が施された平成の不動明王。
聖観世音菩薩像・地蔵菩薩像
仏室奥脇壇には聖観世音菩薩像・地蔵菩薩像が安置されています。
これらの仏像は旧本堂の梁材にて彫刻されました。
仏師は岐阜県長良川河畔在住の野村稔師
當山ゆかりの木材にて彫刻された両菩薩像は、お参りに訪れる皆さんを、今日も温かく見守り続けています。
大黒天・ゑびす天
古より當山にゑびす・大黒天あり。
比叡山よりご請来云々・・・とあり。
決して流布せず。
正月5日午前6:00になるとその年の家内安全・商売繁盛を祈願する善男・善女、山内に参拝し、「初ゑびす札」を招来せり。
現、ゑびす・大黒天像は山門の欅材にて彫刻せしものなり。
仏師は先の観音・地蔵両菩薩と同じく野村稔師。
戸叩聖天額・聖天厨子
聖天(しょうでん)とは正式には歓喜自在天・大聖歓喜天と呼ばれ、秘仏として厨子に安置さる。
障害をなす魔神を支配するとされ、その障害を取り除き、事業の成功を祈願する仏として霊験あらたかなり。
古には犬山にも置屋があり、芸者さんや商店主らの商売繁盛を願うお参りが絶えなかったという。
左写真額は、仕事帰りの芸者さんらが「聖天さん、聖天さん」と閉まった戸を叩きながらお参りをしたところから「戸叩聖天」と呼ばれ、親しまれた由縁なり。
平成佛の栞
平成8年11月、現本堂新築落成に際し、旧本堂・山門・境内樹木すべて取り壊しに及ぶも、何とかしてゆかりある木材を形を変えても残したい、との思い強く試行錯誤する折、仏師、野村稔師より本堂棟木を使用し、聖観世音・地蔵の両菩薩を彫りたいとの申し出を受け、即座に木槌・鑿入れ安全祈願祭を執り行い、棟木材を仏師のもとへ運び込み、彫刻にかかるなり。
その吉祥を後世まで顕彰する為、この『平成佛の栞』を作成するものなり。
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