天平6年（734）10月、七堂伽藍 創建 真言宗豊山派 愛知県犬山市の犬山青海山藥師寺

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真言宗のお経の中に聲明（しょうみょう）という節の付いたお経があります。
あたかも宇宙と交信するかの如くたゆやかな響きがあり、その響きとシンセサイザーの幽玄なる音色はまさに宇宙的拡がりを感じさせ、安寧の世界へと誘ってくれます。
神道に雅楽があり、キリスト教に讃美歌があるように、仏教にはお経があります。
その中でも特に真言宗の聲明は能や狂言の節まわしの原点であるとさえ言われています。
當山ではそんな聲明をさらに高め、祈りのイメージを強く五感に訴えることを目指し、シンセサイザーを始めとした音楽とお経（祈り）の融合を模索しています。
特に當山では新年のよき年を迎える祈願法要、「大般若法要」にてシンセサイザーや和太鼓演奏等の音楽を本尊さまに奉納し、新しき年の平安・無事を祈願しております。
また天邪鬼（あまんじゃく）の名で各地・各寺院にて宗派を超えた演奏活動をしているところから、シンセサイザーの「み寺」として、皆さまに親しまれています。

大般若経転読に合せてシンセサイザーを弾く當山住職

大般若転読のエネルギーを倍増するかの如く、リズミカルなシンセサイザーのサウンドを響かせる法要とのコラボレーション、エネルギッシュな中にも幽玄な世界へと誘い、パラパラと宙を舞う経本の風が、新たな年への新風を巻き起こす。

魂の鼓動を呼び覚ます「シンセサイザー＆和太鼓」の演奏

四尺のジャンボ太鼓を打ち鳴らし、心臓の鼓動と太鼓の鼓動が同期する時、内に秘めたる魂が覚醒される。
お経（聲明）はそれらを優しく包み込む・・・そんな法要を目指して本堂では今日もシンセサイザー＆和太鼓の響きが堂内に満ち満ちる。